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草とつきあう

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庭を持つ人には避けて通れない「草」について書いてみる

 草図鑑(あまりいい写真ではありませんが)
 
ドクダミ
臭います
 
ヤブカラシ
まだ小さいときの。
 
ヘクソカズラ
臭います。
 
シダ類
日陰でもはびこり、よく増えます。根がわりと大きくて取りにくい。
 
カラスウリ
白いサツマイモのような根です。種が面白い形をしています。
 
チヂミザサ
見た目はかわいいけど、種がべたべたしてくっつきます。
 
トキワツユクサ
数年前に突如出てきて、下草に可愛くていいなと思っていたら一面に増えました。
いざ、取ろうと思うと地面にペッタリくっついて取りにくいし、またすぐ出てくる。手ごわい。
 


 楽な草管理法
 楽をして、かつ草をほったらかしにはしていないと見せる方法は、草丈の大きいのを手で抜き、下記のやっかいな草たちも抜き、残った草は年に数回4〜5センチくらいの高さに刈りそろえてしまうことです。これだけでも多少すっきりして見えます。

草が伸びてきました。
芝も混じっています。
 
背の高い草、葉の広い草などを
抜きます。
 
ドクダミ、ヤブカラシなども抜きます。
 
抜いた状態です。
 
芝、細長い葉の草は刈りこみます。
 
 
 
完成。これで雨が降っても土が流れ
にくいし、太陽が照りつけても多少
温度が低くなります。

   
ロゼットで冬を越す草は大きくなる
 上の写真のように地表に平べったく葉を広げているのがロゼット。
 たくさんの種類の草がこの形態で冬を越し、春に中央から花ができる茎を立ち上げて大きくなるものが多い(フキやダイコンがこうなると薹[とう]が立つという。盛りを過ぎるという意味に使われます)。だから根が深いです。
 春、これらを一つ一つ抜いておけば、これから夏、秋に向かっての草との格闘が楽になります。草を処分する量がかなり減ります。

植物の中でも進化した存在
 昔、ある本で草というのは樹木より進化した存在だと読んだ記憶がある(原典は忘れたので深く突っ込まないでください)。
 でも、あの逞しい生き方を見れば頷けると思います。庭仕事を少しさぼると庭が草で覆い尽くされてしまいます。繁殖力と、生命力。びっくりです。
 草とひとくくりにしていますが、もちろんちゃんと名前があります。蔓(つる)植物や笹は草と呼んでいいのかわかりませんが、繁殖力が旺盛で丈夫なのはとりあえず草と呼ぶことにします。

やっかいな仲間たち
 この連中が庭にやってくると大変です。
 ツルの仲間では、ヤブカラシ、カラスウリ、ヘクソカズラ、ヤマイモなど。
 退治するのが困難なのは、ドクダミ、カタバミ、笹など。
 巨大化して処分が困るのが、ヨウシュヤマゴボウ、セイタカアワダチソウなど。
 根が深くて取りにくいのが、チガヤ、スギナなど。
 地面を這うようにして取りにくいのが、メヒシバなど。
 可愛い見た目だがくせがあるのが、チヂミザサ、トキワツユクサなど。
 シダの類も根から取ろうとするとけっこう大変です。

草は全部取るべきか?
 草を徹底的に全て取ってしまえば、すっきりして片付いたように見えます。しかし、乾燥したときに砂ぼこりになり、土が飛んでいってしまう弊害も出てきます。
 斜面などには草を残しておいたほうが、土留めになり、雨で土が流されるのを抑えることができます。

夏場の木の味方
 地面の温度は草が生えているほうが低くなります。夏の暑い時期に直射日光が木の根元にガンガン当たる場合、暑さに強い木でないかぎり、根元の草を根こそぎ抜いてしまうと、その木は弱ったり病気になるようです。
 木の健康のためには夏場は草を残しておいたほうがいいかもしれません。暑さがゆるんだ頃に草を取るという手もあります。
 木村さんの本によると、リンゴの木の下の草を刈るのをやめることでリンゴが元気になったといいます。草ぼうぼうの土の温度は、草のない場合より10度低いデータがあるそうです。
 しかし、果樹園はともかく、庭で草をぼうぼうにしておくことはなかなかできません。下草などを植えるのがいいのでしょうか。

色々な草が生えていると良い土になる
 木村さんの本によると、様々な種類の雑草が生えていることで、土中に多種多様なバクテリアが集まり、病気になりにくい土になるようです。
 草は土をふかふかにしてくれる作用もあります。農業をやる人は草とうまく付き合うことで病気に強い作物も作れそうです。

草の種類は変化していく
 何年も草取りをしていると、毎年同じ草が出てくるわけではないことがわかります。
 去年はあったのに今年は出てこない草があります。逆に去年までなかったのに今年から出てきた草もあります。何年もしつこく出てくるやっかいな奴らもいます。
 これをある人に話したら、「嫌地現象(いやちげんしょう)ではないか」と言うんです。いわゆる連作障害というやつです。なるほどなあ、そうやって種類が移り変わるのかも。
 ドクダミなんかは、他の植物の成長を抑制する物質を出しているという情報を何かの本だかで知りましたが、庭一面ドクダミという光景もたまに目にします。
 知り合いのおじいさんにドクダミはどうすれば絶滅させることができるか聞いたことがあります。おじいさんは、根気よく抜き続ければ、むこうも根負けして出なくなりますとおっしゃっていました。
 ドクダミを抜くことで根絶させることは、まだ自分には出来ません。抜いても抜いても後から出てきます。恐るべしドクダミ。

 上記のドクダミを根絶させたおじいさんの他にもすごい人がいました。
 私が仕事をさせていただいている家のご主人とお話をしていて、ヤブカラシを退治したというお話を聞きました。
 ある意味、ドクダミよりやっかいなヤブカラシ。根が柔らかく、切れやすく、残った根から再び出てくるし、木の間に根が入り込んでもう…。
 それを出るたびに根気よく抜き続けた結果、ついに出なくなったそうです。すごいですね。なかなか出来ることではないと思います。
 抜き続ければ退治できるんだということですね。


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